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お知らせ

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事業所紹介【就労継続支援A型事業所 フロンティア】

今回は、兵庫県赤穂市にて就労継続支援A型事業所「フロンティア」を運営されている特定非営利活動法人フロンティアの代表の井上様にお話しを伺いました。

事業所紹介シート_フロンティア

■ 事業所について教えていただけますでしょうか
就労継続支援A型事業所と放課後等デイサービスの2つの施設を、一つ屋根の下で運営しています。
A型事業所は、定員20名で現在37名の人と利用契約を結び、「ラスク製造販売」、「小型家電等の解体分別」、「のぼり旗梱包作業」、「リサイクル作業」に取り組んでいます。
放課後等デイサービスは定員10名で、利用契約者が17名いらっしゃいます。
月曜日から土曜日まで、毎日賑やかな声が施設内で響いています。小学1年生から64歳までの色々なハンディを持つ人たちが、施設内就労と放課後の居場所として「笑顔」で過ごしています。

■ A型事業所を始めるきっかけを教えていただけますでしょうか
「全ての障がい者を納税者に!」と言う、ケネディ元アメリカ大統領の言葉に感銘を受け、ハンディある人に少しでも社会に認めてもらえるような「働き場」を作ろうと有志が取り組みました。
同じ働き場を作るのならば、雇用契約を結ぶ「A型」を設立し、ケネディの言葉に少しでも近づけたいとの思いから、「A型」を設立しました。


※のぼり旗の梱包作業になります

■ オープン後は順調でしたか
身近に障がいを持つ人はいましたが、何分、障がい者福祉を経営する人はおらず、申請の段階から悪戦苦闘でした。漸く、認可された後も、利用者集めが思うように行かず、資金が底をつきかけたこともありましたが、何とか踏みとどまることができました。
利用者の「訓練メニュー」の一つ「ラスクの製造販売」で、販売委託先が見つからず、しばらくは、友人に押し付け販売(笑い)して、在庫をさばいていました。また、ラスク以外の仕事の発掘がなかなか出来ず、フロンティアを利用したい人はいるが、「訓練メニュー」が無く、利用契約に至らずに、迷惑をかけたこともありました。


※ラスクの作成風景になります

■ 運営している中で心がけていることはございますでしょうか
「利用者ファースト」を常に心がけています。また、就労時間の中で、決して手持無沙汰な時間を作らないよう、常に何らかの作業に従事できるよう仕事確保に努めています。
作業環境の整備は、法人としての使命です。少しでも良い作業環境を作るために努力しています。お陰様で、毎年少しずつですが、環境整備が出来、利用者の皆さんにも喜んでいただいています。しかし、まだまだ、作業環境の整備を進めていかねばなりません。

■ 今後の目標を教えていただけますでしょうか。
現在、恥ずかしい話ですが、事業費収入だけでは、利用者の給料が支払われていません。一朝一夕には何ともなりませんが、少しでも早く、A型本来の事業費収入で利用者の給料が支払うことが出来るよう頑張っています。


※事業所での利用者風景

亀山理事から事業所へメッセージ
就労支援のA 型と放課後デイと障がいの関係では異なる分野をやっておられていろいろと大変だと思います。
障碍者福祉というのは、一見入り易い分野だと思われがちですが実際経営してみると高齢者福祉とは違う難しい課題に多々ぶつかったりして上手くいかなくなって撤退ということもあったりしますがその中で努力している姿勢が今まで続けられてきたのかなと感じることができました。

取材日:2021年4月26日

取材場所:オンライン

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