第三者評価

福祉サービス第三者評価事業

福祉サービス第三者評価は、事業所でも利用者でもない第三者が福祉サービスの評価を行い、その結果を利用者や施設の皆様へフィードバックすることでサービスの質の向上の取り組みへと結びついていこうとするものです。

第三者評価とは

第三者評価とは、第三者の目から見た評価結果を幅広く利用者や事業者に公表することにより、利用者に対する情報提供を行うとともに、サービスの質の向上に向けた事業者の取り組みを促すことで、利用者本位の福祉の実現を目指すものです。
その手法は、「事業評価」とともに、より利用者本位の福祉の実現に資する観点から「利用者調査」を併せた2つから成り立っている。そして、「利用者調査」を併せて実施することが第三者評価制度における大きな特徴です。

評価に対する考え方

一般社団法人サービス管理責任者協会は、人と人、地域や置かれた環境を越えて幸福を実現していきながら、持続可能な仕組みつくりを支援できるよう、評価・助言をさせていただきます。
また、記録時間を短縮し、パッと見て内容が理解できるよう生活支援記録方F-SOAIPを用い、情報を整理し事業者へフィードバックすることを目指しています。専門職として実践過程や思考過程を可視化でき、事業者としてPDCAサイクルへ多面的な効果を生むことが期待できると考えており、事業者が受審にかかる時間的負担を減らし業務の効率化を目指しています。

評価機関

福祉サービス第三者評価の評価機関は、適切な第三者評価を行うための一定の要件を満たしていることが必要であることから、東京都福祉サービス推進機構の認証した評価機関である必要があります。
一般社団法人サービス管理責任者協会も東京都より認証を受けた正式な評価機関です。
認証番号 機構21-258

評価者

福祉サービス第三者評価において、評価を実施する者を「評価者」といいます。
「評価者」は東京都福祉サービス推進機構の実施する評価者養成講習及びその他の必要な研修を修了している必要がございます。
一般社団法人サービス管理責任者協会に属する評価者は、医療・介護・障害・福祉・教育や行政などの複数の分野で経営や支援相談・介護に20年以上携わっていた豊富な実務経験があります。

評価の流れ

東京都の福祉サービス第三者評価は、「利用者調査」と「事業評価」を行います。
「利用者調査」は利用者の声を聞くために行うものであり、サービスが提供されている形態により、「アンケート方式」「聞き取り方式」「場面観察方式」の3つの方式が設定されています。
「事業評価」は事業者のサービス内容や組織運営を評価するために行うものであり、職員・経営層の自己評価や自己評価の結果を分析後に、訪問調査を行います。
「利用者調査」と「事業評価」を行った後、評価結果報告書に記載する内容のほか、事業者へフィードバックする内容を評価者の合議により決定します。フィードバックの際に、事業者は疑問点などについて質問をし、十分説明を受けて、評価結果(良い部分・厳しい部分)を認識していただき、事実誤認があった場合は、必要に応じて評点や表現を修正する事が可能です。
フィードバックの結果について、事業者が納得した上で、評価結果の公表に同意・不同意の判断をしていただきます。これらの評価結果は、「とうきょう福祉ナビゲーション」を通じて、公表されます。事業所の基本情報やサービス方針、事業所の特徴が掲載されるほか、事業所自らが評価結果に対する意見・感想などを記載することもできます。

標準的な福祉サービス第三者評価の料金について

標準的評価料金は、次の通りですが、規模・内部統制組織の整備状況など個々に条件が異なりますので、概ねの目安であり事業所ごとにお見積もりを致します。

Noサービス種別標準モデルに基づく評価料金(税抜)
1特別養護老人ホーム・老人保健施設60万円~
2認知症高齢者向けグループホーム40万円~
3障害者向けグループホーム30万円~
4障害者施設、通所介護等30万円~

※ 利用者人数、職員数、事業所の所在地などにより、料金は変動します。
詳細につきましては下記までお問い合わせください。
お問い合わせ先
info@sabikan.or.jp
TEL:03-6380-9711