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お知らせ

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第2回全国サビ管交流会(GH編)を開催しました

こんにちは。

一般社団法人サービス管理責任者協会事務局です。

8月28日(土)に第一回全国サビ管交流会(GH編)を開催しました。
今回の交流会は、全国でサービス管理責任者として働いている皆さまがオンライン上で交流しました。

冒頭では、当協会の代表理事である亀山理事よりご挨拶をいただきました。

亀山理事は、
「前回は「個別支援計画」がテーマでしたが9事例の報告があり、多様な意見も頂きました。個別支援計画は言わば「サービス管理責任者の命」専門職としての証と言ってない良いのでしょう!
今後も持続的に計画作成と考察が重要かと思います。」
とご挨拶をいただきました。

ゲストとして一般社団法人全国障害福祉事業者連盟理事の小宮夏氏をお呼びし、事務局の担当者と講師で交流会の進行を行いました。

今回は3つのテーマに対してのディスカッションと参加者からの質問に小宮氏がお答えする形で行わせていただきました。

テーマ1:サビ管は営業する必要があるか/ないか?

利用者獲得のための営業活動については参加者の皆様からは「必要である」というお答えをいただきました。ただ、「営業活動」という表現が障がい福祉分野において正しい表現なのかどうかと言う意見などもありました。

亀山理事からは、
「1998年(H10)に「社会福祉基礎構造改革」が提起され、それまでの行政主導の措置制度が大きく変わり、利用契約制が導入され、利用者主体が明確化されたかもしれませんが、ある意味、サービス提供者側がその質と量が問われる事になりました。そこには「事業所のスタイル」が選択肢となり、所謂「営業力」が問われ、単にサービス管理責任者に限らず、私は管理者は勿論、全てのスタッフが何らかの形で営業に関与すべきかと思います。」
とご感想をいただきました。

Q2:サビ管の給与は高いか/安いか

参加者の地域や施設数などを様々な要因を加味すると一概に「高い」「安い」との判断は出来ないという結論に至りました。ただ、サービス管理責任者として勤務している現状の評価を何を持ってするかという部分については考えさせられた時間でした。

亀山理事からは、
「サービス管理責任者に限らず、福祉系は「安い」と思われていると考えます。福祉系は一般的に歴史的に「肉体労働」と見なされ、所謂、頭脳労働や精神労働とは評価されないでいました。
また、「給与」で我が国は未だに学歴や専門性が重視されてきましたが福祉系は誰でも可能な職種と見なされてきました。漸く、ここへ来て、高齢社会や認知症が社会問題化し、福祉職の質と量が問われるようになり、人材難を克服するには報酬アップが国主導で取り組まれ、「給与のベースアップが可能に」なりつつあります。ヒューマンサービス系では看護や医療職にはまだかなり格差があります。また「給与」については本俸以外に諸手当等も考慮比較しなければなりません。」
とご感想をいただきました。

Q3:グループホームの勤務は他の施設形態と比べて働きやすい/働きにくい?

「働きやすい」「働きにくい」というのは施設形態というよりは、スタッフと利用者との関係性、又は運営側と現場との意識統一の部分が大きく影響してくるのではないかというご意見が多かったです。小宮氏からは現場スタッフとの定期的なミーティングが働きやすい環境を作る一つではないかとお話をさせていました。

亀山理事からは、
「「働きやすい」とするグループホームや施設は所謂、「風通し」が良いのではないでしょうか。私も以前、京都府の依頼で優れた介護施設の特徴を評価分析して、スタッフが活き活きと活動している内容を報告してほしいと委託を受けた事があります。その施設は「申し送り」でも時間を掛け(私の施設は申し送りはなるべく時間を掛けず利用者の健康状態や行事の確認程度で終了)健康状態等は勿論ですがスタッフのその日の自身の業務、その日のテーマを明らかにし(例えば今日は、昨日、悩みを抱いていた利用者Aさんと入浴前に30分程、時間を貰って話したいとか)その日の自身の決意表明をスタッフに了解し申し送りを終えます。働きにくい職場は概ね、コミュニケーションがうまくいっていないように思います。★昭和50年前後は「良く動くスタッフが高く評価され、やや機械的スタッフが重視されてきましたが今はコミュニケーションが重視される時代かと思います。」」
とご感想をいただきました。

この他にも、参加者からのご質問に対し、小宮氏からご回答いただきました!

来週11日(土)には、第6回講演会「セルフケア支援マスターへの道(入門編)」
25日(土)には、第7回講演会「LGBTQ(性的マイノリティ)について」
10月には毎週違ったテーマで講演会を開催していく予定です。

当協会では「サービス管理責任者の質の向上」を目指すため、様々なテーマでの講演会や交流会を開催していきます。
テーマの中から会員の皆様がご自身で必要だと感じるテーマを選んでご参加いただければ幸いです。

改めまして、ご参加いただいた皆さま有り難うございました。
今後とも当協会をよろしくお願いします。

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