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【バックナンバー】就労継続支援B型事業所 北海道あすなろ会

今回は、北海道札幌市手稲区にて就労継続支援B型事業所「北海道あすなろ会」を運営されている株式会社北海道あすなろ会の管理者兼サービス管理責任者の竹内様にお話しを伺いました。

事業所紹介シート_北海道あすなろ会

■ 事業所について教えていただけますでしょうか
北海道あすなろ会では、現在札幌市でB型事業所を運営しております。元々は平成21年にA型事業所としてスタートし、平成24年にB型事業所に変更して、現在に至っております。定員20名の事業所で、令和2年度は平均工賃3万円を利用者さんへお支払いしております。作業の種類としては軽作業・厨房作業・清掃作業・環境整備の他、施設外就労環境の提供にて本人の目標に合わせ疾病の特性に留意しながら提供させていただいております。
仕事をする上での必要な最低限の身だしなみ、挨拶、報連相を大事にしていて、過去4年間では5名が一般就労に移行しております。

■ 事業所の特徴を教えていただけますでしょうか
まかないを1食100円で提供しているのですが、保健所の指導の下、食品衛生に充分注意することで、まかないを利用者さんが調理をしています。料理を覚えたい方、これからGHで自立をするために訓練したい方、自宅でも高齢の親の代わりに食事作りをしたい方へ、米研ぎから出汁を取ってのみそ汁作り、包丁の使い方から調理の仕方などをわかりやすくマニュアル化することで自立の訓練が出来る機会を提供しています。また、グループホームでの食事提供の内容の一部を利用者が手作りをしています。


※訓練の一つとして調理を取り入れています

■ 運営を進めている中で大変な事などはございますでしょうか
開所から利用している方は段々年齢層が高くなっているため、作業提供の部分で利用者さんの生産性、質の向上や低迷が課題になっています。時差通所を行う事で新型コロナ感染症予防を行っておりますが、コロナ禍の影響で軽作業での請負作業でも部材が手に入らない状況があり、利用者への工賃確保のため他に営業をかけています。
また、営業だけでなく、札幌市が設置している自立支援協議会手稲区地域部会に参加し、他の事業所と連携しながら、お仕事や困った事を共有しています。

■ 利用者に対して心掛けていることや苦慮している部分はございますでしょうか
これからは利用者の家族が高齢化していく中で、もっと利用者の自立が求められているのではないかと思います。自分達だけでは力不足であると思っているので、相談室や役所と連携して進めていく必要があると思っております。病院との連携も必要である場面では連携しているのですが、ご本人の状況についてどこまで踏み込んでいったらいいのか試行錯誤しています。

■ 今後の目標を教えていただけますでしょうか。
当事業所では、系列の障がい者向けのグループホームの食材を調理して届ける作業があります。今行っている作業を一から行う事が出来る食材センター立ち上げたいと思っており、その目標に向けて当初スタートしていたA型事業所しての運営を考えております。
各利用者の能力や目標が異なりますので、A型事業所を開設することで、利用者さんの選択肢や、能力に合わせた作業内容の幅を広げ、利用者の力が活かせるお仕事作りをしていきたいと思っております。


※事業所での利用者風景

亀山理事から事業所へメッセージ
北海道あすなろ会様は就労継続支援B型事業所として主に精神障がいの方を対象に支援されています。残念ながら我が国は精神障がいの方が増加しておりその多くは社会環境や人間関係による場合が多々あります。そのような状況の中で就労支援による〈自立支援〉は、まさに何がそうさせたのかを深く理解し個別支援が求められます。障害者支援の中核に浮上したICF(国際生活機能分類)の視点に基づき実践されています。私も障がい者施設で最も困難にぶつかったのは精神障がいの事例です。是非、これからも先駆的な実践を期待します。

取材日:2021年4月14日

取材場所:オンライン

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