メッセージ
MESSAGE
障がい者が社会の中で“自立した生活”を手にすることができる支援を提供する
2025年を見据え、財政的課題を軸に社会保障制度改革が一気に加速しています。
障がい福祉の領域も例外ではありません。そうした厳しい状況の中で、私たちサービス管理責任者協会はより質の高い障がい福祉サービスを、より効率よく提供していく為の中心的存在であるサービス管理責任者の育成と継続的な教育を行い、障がい者の方々の生活の質の向上とともに財政の持続可能性向上にも寄与していきます。
また、障がいのある方々が社会の中で安心して暮らしていけるようにしていく為に、あらゆる場でソーシャルインクルージョン(社会的包摂)と言う考え方が普及していく必要があり、疾病や障がいの克服と言う視点だけではなく、障がいと共に生きていくと言う視点が全ての福祉職から発信していく必要があると考えています。
その結果としてダイバシティ社会が実現できるのではないでしょうか。
【具体的ビジョンを描く】
サービス管理責任者協会では「サービス管理責任者の将来ビジョン」(以下、ビジョン)を策定します。サービス管理責任者が、これからの社会のニーズに如何に応えていくか、を示していきます。
また、ビジョンにはこれからのサービス管理責任者に必要なことを網羅的に記載していきます。戦略的で実現可能なサービス管理責任者のあるべき姿へのロードマップを描き、その実現に向けて真面目に取り組むことで、社会の期待に応えることができるサービス管理責任者の職能団体を目指します。
【サービス管理責任者の基礎教育制度の確立】
障がい者が増え、障がい福祉サービスが増加している社会にあって、サービス管理責任者の量の確保はもとより、質を上げることが非常に重要です。
そのために、何よりも急がれるのが「サービス管理責任者の基礎教育制度の確立」です。2019年4月からサービス管理責任者研修がアップデートされましたが、研修会の開催頻度やその質に関してまだまだ課題が山積しています。サービス管理責任者協会では、法定研修はもとより、サービス管理責任者の資質の向上につながり現場で役に立つ独自研修を実施していきます。また、障がい福祉領域における地域包括ケアシステムの構築を目指し、サービス管理責任者間の連携づくりと、さまざまな場で働くサービス管理責任者の能力強化を支援し、生涯にわたって切れ目のない障がい福祉サービス提供体制を構築していきます。さらに、サービス管理責任者の労働環境整備を進めると共に、サービス管理責任者の役割拡大にも取り組みます。
【会員、サービス管理責任者の皆さんへ】
今の社会は、これまでにないほどに障がい福祉サービスを求めています。この期待に応えることは、サービス管理責任者協会の大切な機能と考えています。あらゆる場で障がい福祉サービスを提供できる集団に変わっていくため、一緒に取り組んでいきましょう。